更新日:2020年7月7日
梅乃井さんは柳馬場通にある昔ながらの江戸前風で焼き上げる鰻の老舗です。御池通との交差箇所手前に位置しています。
<外観>
通り沿いには鰻の看板とのれんが出されています。お店は東京で修行された初代がこの地にお店を構えてから90年以上が経っているとのことで、現在は四代目の三好啓太さんが厨房に立たれているとのこと。女将の由紀子さんも、日本料理の老舗「なだ万」で修行された料理人で、現在は夫婦お二人を中心に営業されています。
職人お二人が営むお店とあり、どんな鰻料理が頂けるのかとワクワクしながらお店に入ります。
<店内>
店内はテーブル席と小上がりの座敷席から構成されています。天井や照明、小上がり下の木造作など、和の設えが各所にあり素敵な内装です。奥には舞妓さんの団扇も飾られていました。
<お食事>
訪れた日は、鰻重と肝吸いを注文させて頂きました。重箱のフタを取ると一面に甘い香りが広がり、食欲をそそります。蒲焼の焼き色・照りがとても綺麗でふっくらと焼き上げられ、ふんわりと炊かれている京都産コシヒカリとの相性も抜群でした。また、鰻の身には小骨が全くと言っていいほど見たらず、調理技術の高さがうかがえます。なお、鰻の焼き方は江戸風(関東風)で、鰻を背から開き、炭火で白焼きしてから蒸す方式をとられています。タレは初代から継ぎ足し続けている、すっきりとした甘さのタレをを回しかけて、備長炭でじっくりと焼き上げておられます。
鰻の他に玉子料理も名物とのことで、玉子の細切りを、刻んだ鰻の上にたっぷりと乗せる「きんし重」やジューシーな「出汁巻き」など、玉子のうま味や香りを同時に楽しめるメニューも頂くことが出来ます。(次回訪れた際は是非頂こうと思います!)
テーブルですが、まるで蒔絵のような絵柄で、趣があり素敵でした。
近年、観光地に近い鰻屋さんは海外からの方含めお客さんで混雑することが多いのですが、こちらのお店は市内の喧騒から少し離れた場所にありますので、じっくりと鰻を味わうことが出来るかと思います。近くに寄られた際は一度訪れてみてはいかがでしょうか!!
<アクセス>
<基本情報>
住所 | 〒604-8101 京都府京都市中京区柳八幡町74−2 姉小路上る |
アクセス | Map |
URL | http://www.umenoi.com/ |
営業時間 | 11時30分~14時00分、17時00分~20時00分 |
定休日 | 火曜日 |
電話番号 | 0752215197 |
駐車場 | 無 |