更新日:2023年9月9日
「六盛(ろくせい)」さんは、仕出し屋から開業された明治32年創業の老舗料理店です。人間国宝の中川清司(なかがわ きよつぐ)さんが製作した桶が使った「手をけ弁当」が有名です。また、スフレが人気の喫茶コーナー「六盛茶庭(ろくせいさてい)」さんも同じ建物内に併設されています。※六盛茶庭さんの記事は下記よりご覧下さい。
<外観>

お店は平安神宮の西側、桜馬場通りを琵琶湖疏水沿いに西へ入ったところにあります。アプローチが長く、お店は大きな建物で老舗の重みを感じます。

駐車場(7台分)があり自家用車で訪れることもできます。このエリア(岡崎エリア)は駐車場が併設されているお店が少ないため、真夏や真冬など気候が厳しい時期は助かります。

エントランスの様子です。写真右奥に見えるのはカフェ(六盛茶庭)の入口です。

待合は石造りの床や長いソファーが置かれていてゆったりと待てるスペースになっています。準備が出来るまでしばし待ちます。
<店内>

店内の様子です。四名掛けのテーブル席を中心に構成されています。

中庭の手入れもとても行き届いておられます。窓の向こう側には六盛茶庭の店内が見えます。

今回は左奥の席に座らせて頂きました。店内の落ち着く雰囲気と涼しさにほっとします。
<メニュー>

飲み物のメニュー表です。ランチタイムに訪れましたが、アルコールも頂くことが出来、種類も豊富です。


ノンアルコールのメニューです。写真右側は「松花堂弁当」などのテイクアウトメニューです。(事前予約要)
<お食事>

「手おけ弁当」六月の献立です。木工芸の知見は全く無いのですが、「手をけ」は細部まで美しいデザインで素人ながら質の高さを感じました。お料理の構成は「手をけ」の中おさめられている各種のおかず、御飯、赤出しでした。

お料理と手をけの詳細な説明書きが付けられていますので、一つ一つ確認しながら味わうことが出来ます。

6月の御飯は「とうもろこし御飯」、汁物は「ゆばの赤出し」でした。御飯はとうもろこしのほのかな甘みが美味で、赤出しも風味が良く美味でした。お漬物は柴漬けです。

おかずは、手をけの中心部分が「水菜とお揚げのおひたし」、時計に例えて2時の場所から「玉子豆腐」、「さわらの西京焼き」、「鶏の塩麹焼き」、「車海老含ませ煮」、「オクラ含ませ煮」、「絹さやえんどう煮浸し」、「冬子椎茸うま煮」、「たらの子流し」、「小芋含ませ煮」、「冬瓜含ませ煮」、「南瓜含ませ煮」、「花麩含ませ煮」、「うにくらげ」、「岩蛸の柔煮」、「柚子味噌入生麩笹つつみ」、「季節のフルーツ」です。各々少量ですが、一つ一つゆったりと味わいながら頂くと幸せを感じます。

「柚子味噌入生麩笹つつみ」です。麩のモチモチ感が美味でした。
ランチであれば本格的な日本料理を比較的安価なお値段で頂くことが出来ます。老舗ならではの重厚で落ち着く空間でほっこりされてみはいかがでしょうか!!
併設されているカフェ「六盛茶庭」の紹介はこちらをご参考にしてください。
<アクセス>
<基本情報>
住所 | 〒606-8341 京都府京都市左京区岡崎西天王町71 |
アクセス | Map |
URL | http://www.rokusei.co.jp/ |
営業時間 | 11:30〜14:00 17:00〜21:00 ※お店のHPでご確認ください。 ※夜は予約が必要です。 |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は振替)、他不定休 12月24日~1月1日は休 ※お店のHPでご確認ください。 |
電話番号 | 0757516171 |
駐車場 | 有 |