京都は「山ばな 平八茶屋」さんのランチメニューでほっこりしませんか?

更新日:2022年7月9日

「山ばな 平八茶屋」さんは、天正年間安土桃山時代に創業した400年以上の歴史を誇る料理旅館です。高野川沿いの川端通りに面し、若狭街道(鯖街道)の街道茶屋が発祥となっています。創業当初から出されていた「麦飯とろろ汁」に始まり、懐石料理、旅館、かま風呂(日本式のサウナ)などのサービスを提供されています。今回はお昼に訪れた様子をご紹介します。


<外観>

山ばな 平八茶屋

店舗正面の入り口です。「騎牛門(きぎゅうもん)」と言われる門で、元は山口県は萩の禅寺にあったものを譲り受け、こちらのお店へ移設されたとのことです。築400~500年以上といわれていて、門をくぐりぬけると時代が変わりそうな、そんな雰囲気を醸し出しています。


山ばな 平八茶屋

お店は川端通り沿いにあります。京都市内中心部(四条河原町あたり)からは車で約30分程の所にあります。


山ばな 平八茶屋

専用の駐車場がお店の隣にありましたので、そちらを利用させて頂きました。4台ほどのスペースがあり、道路の反対側にも駐車スペースがありました。(乗用車10台、バス3台のスペース有)


山ばな 平八茶屋

門をくぐると、庭園がありました。緑が空まで広がり、石畳が奥へと続いています。


山ばな 平八茶屋

旅館でもあるので、敷地内は母屋やかま風呂、売店、食事処などの各建物があります。


<店内>

山ばな 平八茶屋

予約時刻より早く到着しましたが、仲居さんが丁寧に店内へご案内して下さいました。今回案内頂いた席は、政治家の方が利用しそうな大広間の中にあり、大変驚きました。ちなみに仲居さんは大原女(おはらめ)の姿を模した服装をされていて、そこでも歴史を感じました。


山ばな 平八茶屋

大広間奥の窓側席へご案内していただきました。座席が椅子になっているのがありがたいです。壁の書が大変迫力があり圧倒されます。


山ばな 平八茶屋

しかし本当に広いスペースです。後から知りましたが、広さは40畳あり、収納人数は20~60名までとのこと。宴会場などでも使われるスペースのようです。


山ばな 平八茶屋

窓からは高野川(たかのがわ)の流れを見渡せます(写真左側)。当日は雨でしたので濁りがありましたが、普段は清流を眺めながらお食事をとることが出来ます。


<お食事>

山ばな 平八茶屋

今回は、創業当時からの名物「麦飯とろろ膳(3,850円)」を予約時に注文していました。まず、二段のお重が出てきます。写真下側のお重の左側から、辛子和え、お浸し、牛のしぐれ煮です。


山ばな 平八茶屋

もう一つのお重には、野菜の炊き合わせ(たけのこ、かぼちゃ、ふき、ゆばまき)や、海老、出し巻き、さわら、ほたて、新生姜などが入っています。


山ばな 平八茶屋

続いて、麦飯、とろろ汁、お吸いもの、柴漬けが出てきました。ご飯はおかわり自由で女将さん自ら何度も聞きに来て下さいました。ととろは既に味付けされているので、よく混ぜて温かい麦ごはんにかけて頂きます。なお、とろろ汁は丹波産つくね芋を丹念にすりおろし、利尻昆布と鹿児島枕崎産の鰹節を使った秘伝の出汁でゆっくりとのばして作るとのこと。また、丹波産つくね芋は、キメが細かく、粘りが強いが特徴とのことです。麦飯は、白米に麦を少し混ぜた麦飯となっていて、白米は岡山県産の朝日米を使われているとのこと。大粒で少しパサっとしたお米だが、風味はしっかりとし、麦との相性はとてもいい米とのことです。歴史あるお料理ですので長年かけて様々な工夫が積み上げられているのですね。


山ばな 平八茶屋

最後に豆乳プリンをいただいて終了です。非常に歴史のあるお店なので、当初、敷居が高く入りづらい印象を持っていたのですが、訪れると女将さんも仲居さんもとても丁寧に案内、接客をしてくださり、お腹だけで無く、心も満たされて帰ることができました。(車で訪れたのですが、帰りは女将さん自ら道路まで出て誘導してくださいました。)和の料理とおもてなしを感じられるおすすめのお店です。是非一度訪れてみて下さい!



<アクセス>


<基本情報>

住所 〒606-8005 京都府京都市左京区山端川岸町8−1
アクセスMap
営業時間 昼 11:30~15:00 (最終入店13:30)
夜 17:00~21:30 (最終入店17:00)
※変動の可能性があるため、お店へ事前にご確認下さい。
定休日 不定休 ※お店にご確認下さい。
電話番号 0757815008
駐車場